「どういった洗い方をすれば、皮脂を取りすぎないで汚れやノネナールだけを落とせるのか?」ということについて説明する前に、普段私たちは「どのように洗っているのか」ということについて改めて考えてみましょう。
ほとんどの方は、体を洗うときタオルを使いますよね。このとき使う入浴用のタオルといえば、ナイロンのタオルや少し目の粗いタオルを使っている方が多いと思います。
このタオルに石鹸をつけて洗っていますね。これらのタオルは適度な刺激があるうえに石鹸の泡立ちも良いので、気持ちよく洗えたような「気」がします。でも実際にはそのイメージ程に汚れは落ちていないのです。
目の粗いタオルは皮膚の表面をきちんと擦れていないのです。竹ぼうきで砂を掃くところをイメージしてください。何度掃いてもなかなかすべての砂を掃くことは出来ませんよね。これと同じで何度擦ってもすべての汚れやノネナールをきちんと取ることはとても難しいのです。
加えて石鹸の潤滑作用によってタオルは皮膚の表面を滑ってしまい、汚れをしっかりと掻き落とすことが出来ないのです。
以前「韓国式垢擦り」が流行りましたが、この韓国式垢すりをやってもらうと、いつもちゃんと洗っているはずなのに垢がゴッソリ取れたなんて経験をされたり、テレビなどで見た方も多いと思います。それくらいいつもの洗い方では、「落ちていない」のです。
この様に、目の粗いタオルと石鹸を使った洗い方では、「汚れ」や「ノネナール」はきちんと落とせていないにも関わらず、石けんによって毛穴の中の必要な皮脂は取り去ってしまう、つまり体臭や加齢臭は消えないどころか、余分に分泌される皮脂で加齢臭をますます増やしてしまっているのです。